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2009年4月15日
インプラントは第二の永久歯。
インプラントとは、失われた歯の根っこの代わりをする人工歯根のことを指し、純チタンでできています。
この人工歯根をあごの骨に埋込み、その上に人工の歯(上部構造物・クラウン)をシッカリと固定します。埋め込まれたインプラントは、骨としっかり結合して固定されますので、噛み心地も見た目も天然の歯とほとんど変わりません。
インプラントは純チタンで作成されており、あごの骨に埋入されます。チタンは既に何十年も医学の分野で人体に使用されており、健全な周囲の骨と生体結合を起こすことが知られておりますので、ご安心ください。
今や、インプラントは第二の永久歯と呼ばれております。
インプラント治療の流れ
1.抜歯
インプラント治療を行う歯を抜歯します。
・抜歯処置、その他
2.仮歯の装着
仮歯を装着して抜歯した後が治るのを待ちます。
その間、口腔内検査等を行います。
・仮歯調整・装着
3.口腔内診査
失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め、総合的に検討した上で、治療計画を立てます。
また、噛み合わせチェックを行い、インプラント及び上部構造等、大まかな計画を立案いたします。
・レントゲン撮影
・口腔内の歯型採取
・写真撮影
4.精密検査(必要なケースのみ)
インプラントの手術をする際、勘に頼らず、適切な位置にインプラントを埋入できるように(CT)撮影の導入や、3次元解析ソフト(当院では「SIM/Plant」)によるシミュレーションを行います。これによって、従来より適切な位置にインプラントが埋込できるようになりました。
・(CT)撮影
・3次元解析ソフト「SIM/Plant」
5.インプラント手術
ドリルなどの専門の器具を使い、インプラントを埋め込みます。
・インプラント体の埋入
6.治癒期間
一次手術後、2~5ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します。この期間、仮の歯を使用できる場合もございます。
・ 骨とインプラント体が結合するのを待ちます。
7.アバットメント装着
治癒した歯茎を開き、アバットメントを装着し、人工の歯を取り付ける準備をします。この状態で、歯茎が治るまで2~4週間おきます。仮歯が入ります。
・ アバットメント(土台)取付け
8.人工の歯(上部構造)を装着
歯茎が治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、取り付けます。
・ 上部構造の材質はご選択いただけます。
ジルコニアクラウン
プロセラクラウン
9.インプラント治療完了とお手入れ
インプラント装着後のお手入れと定期的なメンテナンスを実施いたします。
・ 年に1~2回程度ご来院いただき、メンテナンスを行います。
インプラント治療のメリットとデメリット
失った歯の機能を補うには、「入れ歯」、「ブリッジ」などの治療方法があります。しかし、これらには他の歯を傷める、安定性に欠ける、などの幾つかの欠点があります。
インプラントのメリットは、入れ歯のような装着時の違和感等がなく、見た目も天然歯と見分けがつかないことです。
その一方で、幾つかのデメリットもあります。
1.外科手術を伴うので、重度の内科疾患や糖尿病、高血圧などを抱えている方には処置できない場合がある。
2.インプラント治療が行えるのは一部の医師に限られ、医師により技術的な差が大きい。
上記の二点が挙げられます。
インプラント治療に特化した国際規格ISO9001取得を目指しています。
当院では、むやみにインプラント治療をおすすめすることはせず、今ある歯をできるだけ残すことを基本姿勢にしております。
しかし、回復が困難な虫歯や重症の歯周病の場合、抜歯の時期を引き延ばしますと、後で取り返しのつかない状態になることもあります。
【インプラントをおすすめするケース】
1. 虫歯や歯周病でほとんど歯が残っていない場合。
2. 歯根のダメージが大きく、ブリッジやさし歯ができない。仮に処置しても直ぐに駄目になることが予想される場合。
3. 取り外しの入れ歯はどうしても避けたい。
「歯を抜かない歯医者は名医」とは決して言い切れません。
大切なことは、何がベストであるかを的確に判断し、患者さんにお伝えすることだと考えております。
当院では、安心、確実なインプラント手術を行うために、CT撮影や、3次元解析ソフト(当院では「SIM/Plant」)によるシミュレーションを行い、あごの骨の状態を把握いたします。
また、インプラント治療に特化した国際規格 ISO9001 の認証取得を目指し、現在活動中です。
年に1~2回でOK。メンテナンスで、安定した歯へ。
個人差はありますが、ブリッジや差し歯に比べ、インプラントの方が長期に渡り、問題が起きにくいように思われます。
インプラントの寿命を考える上で重要なことは、人間のからだ(生体)とインプラントとの調和です。そのためには、歯科医、歯科衛生士による定期検診と専門的なケアが重要になってきます。
特に、インプラント装着後のお手入れと定期的なメンテナンスは不可欠です。年に1~2回来院していただき、メンテナンスを受けてください。
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