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2009年4月11日

虫歯はどうやってできるのでしょう?

毎日まじめに歯磨きをしているにも関わらず、虫歯になってしまう人がいらっしゃいます。そうかと思えば、全く虫歯にならない人もらっしゃいます。

不思議だと思いませんか?

実は、虫歯は「なりやすい人」と「なりにくい人」がいます。その違いはお口の中に原因があると同時に、その人の生活習慣にも問題があるといえます。

では、健康な歯が虫歯になるメカニズムはどのようになっているのでしょうか?

虫歯はどうやってできる?お口の中には400種類以上といわれる「口腔常在菌」が住んでおり、その中の数種類の菌が虫歯の発生に関連しています。

お口の中では、食事を始めてから3分程で虫歯菌の活動が始まります。虫歯菌が糖を分解すると、ネバネバした物質(不溶性グルカン)を出し、歯にくっつき、細菌がさらに集まって付着したものがプラークです。

虫歯はどうやってできる?プラーク(Plaque)の中ではバイ菌により酸が作られ、歯の表面にあるカルシュウムやリンを溶かしてしまいます。この状態を脱灰(だっかい)と呼びます。

虫歯はどうやってできる?一方、糖の摂取を止めると唾液が酸をきれいに洗い流し中和しますので、お口の中は中性に向かい、唾液中のカルシウムやリンが歯の中に戻り始めます。

この状態を再石灰化(さいせっかいか)と呼びます。

このように、お口の中では食事を始めたときから虫歯ができたり、治ったりしています。

虫歯はどうやってできる?そこで、予め歯にフッ素を塗ったり、キシリトールやリカルデントなどを摂取したりすることで、歯の再石灰化を促し、虫歯の進行、発生を抑えることができます。

フッ素は虫歯予防にどう効くの?

フッ素は虫歯予防にどう効くの? フッ素は虫歯予防に効果があるといわれていますが、どのような効果があるのでしょうか?

フッ素は約100種類ある元素の内の一つで、沢山の量が地球上に存在します。たとえば、海の中や土の中、普段食べたり飲んだりしている芝えび、お茶や紅茶の葉の中にも含まれています。

フッ素は歯の表面から取り込まれ、歯の結晶(アパタイト)の一部になります。そして、歯の表面が強くなり、虫歯になることを防ぐことができます

フッ素は虫歯予防にどう効くの? また、一見、健康そうな歯であっても、歯と歯茎の境目の部分に白いニゴリができている場合があります。これは酸によって、歯の内部からカルシウムなどが抜け出した状態で、虫歯で穴が空く一歩手前です。

フッ素の効果の中には、ミネラルを取り込んで再結晶化する作用の速度を高め、ミネラルが溶け出すのを防ぐ作用がありますので、虫歯で穴が空く一歩手前の状態(=初期虫歯)を元に戻そうとする力がよりいっそう強くなるといわれています。

フッ素は虫歯予防にどう効くの?

キシリトール(XYLITOL)の効果

キシリトール(XYLITOL)の効果キシリトールは天然素材の甘味料で、白樺や樫(かし)などの広葉樹、トウモロコシの穂軸、イチゴなどの果物やほうれん草などの野菜に含まれております。

樹木から取れる成分を原料とし、主にフィンランドで生産され、虫歯予防の効果が広く認められております。医療の現場では、以前から糖尿病の患者や点滴にも使われていました。

キシリトールには虫歯菌(ミュータンス菌など)を減少させ、虫歯を作る酸を抑える効果があります。その中でも、ガムタイプは噛むことにより唾液が分泌しますので、歯の再石灰化を助ける役割があります。

キシリトール(XYLITOL)の効果 お菓子などを選ぶときは、特定保健用食品(厚生省)の虫歯に関する表示か、トゥースフレンドリー協会の「歯に信頼マーク」を確認すると良いでしょう。

2009年4月 9日

再生治療で、骨がなくてもインプラントが可能に。

再生治療

「インプラントをしたいが、骨が足りなくて行えない。」
「歯槽膿漏(歯周病)等で歯の周りの骨(歯槽骨)が減ったため、再生させたい。」

何らかの理由で歯を抜いてしまい、そのままの状態にしておきますと、今まで歯が生えていた骨(歯槽骨)は不要なものとなり、少しずつ減退していきます。

たとえば、インプラントは歯槽骨にインプラント体を埋入することで実現できます。しかし、肝心な骨がなければどうすることもできません。今まででしたら、この段階でインプラントを諦めていました。

しかし、最近は医療技術が進歩し、"再生治療"が行われるようになりました。これにより、歯の骨の量が足りなくなくても、インプラントを埋入することが可能になりました。

GTR法:組織誘導再生法

GTR法(Guided Tissue Regeneration Technique:組織誘導再生法)とは、歯周病によって減退した骨を再び元に戻す治療方法です。

メンブレンという特殊な人工膜を使用して、歯槽骨が再生するためのスペースを確保し、再生に最適な環境を作り出し減退した骨を再生させる治療方法です。

GTR法:組織誘導再生法

GBR法:骨組織誘導再生法

抜歯などにより吸収され消失した歯槽骨を再生させる方法です。

まず、吸収された歯槽骨の範囲を専用の人工膜(=メンブレン)で覆います。これは、骨の組織を再生させたい部分に歯肉などの軟らかい線維性の組織細胞を混入させないためです。
GBR法:骨組織誘導再生法

吸収され、歯槽骨が不足している部分に粉砕した自家骨もしくは骨補填材を置き、その上をメンブレンで覆い、骨の再生を促進させます。
GBR法:骨組織誘導再生法

次に、膜の上から歯肉を被せるように戻します。歯槽骨が再生されるべきスペースが確保されていれば、破壊された骨は徐々に再生さ、数ヶ月で新しい歯槽骨が再生されます。
GBR法:骨組織誘導再生法

個人差がありますが、6~8ヶ月で歯槽骨が再生され、インプラントの安定性が確保されます。

サイナスリフト

何らかの理由で上あごの奥歯を抜いてしまいますと、本来、失った歯の周囲を支える役目をしていた歯槽骨が不要となり、急激に骨の量が減少していきます。
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サイナスリフト歯槽骨の高さが5ミリ以下ではインプラントを埋入しても上顎洞に飛び出してしまい、しっかり固定できません。

※補足ですが、歯槽骨が5ミリ以下の場合は仮に「入れ歯」を入れても土台が柔らかく固定されないため、安定性も悪く、インプラントの方が効果的です。

このような治療に有効なものが、Maxillary Sinus Augmentationです。

上あごの頬骨の奥には大きな空洞があります。これを上顎洞(サイナス)といい、鼻腔に繋がっています。

サイナスリフトは、上あごにある顎洞粘膜(シュナイダー膜)を剥がして持ち上げ、その隙間に自分の骨や骨補填剤を移植することで、インプラントを埋入するために必要な骨の厚みを確保します。
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自分の骨や骨補填剤を移植してインプラントを埋入するのに必要な歯槽骨の高さ(厚み)が再生されるのを待ちます。
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ほどほど歯槽骨の厚みがある場合は、サイナスリフトとインプラント埋入の処置を同時に行うこともございますが、著しく歯槽骨が減退している場合は、まずサイナスリフトを行い、歯槽骨が安定するまで約4~6ヶ月治癒期間を置き、インプラント治療を行います。
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上部構造物を被せて完了です。
サイナスリフト

通常、骨頂から上顎洞底までの距離が1~3mmのときにサイナスリフトを適用します。

ソケットリフト

ソケットリフトはインプラントを植込む部分に、将来骨になる物質を入れ、少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー粘膜)を押し上げていき、骨の再生を促します。

かつては、上あごの奥歯はインプラント治療ができない場合がほとんどでしたが、この方法が確立され、上あごの奥歯でもインプラント治療ができるようになりました。


インプラントをいれる部分に歯槽骨1ミリ程度残し、穴を空けます。
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穴を空けた部分に特殊な器具を使用して、骨になる物質(自分の骨や骨補填剤)を入れ、少しずつ上顎洞粘膜を上げていきます。
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骨になる物質(自分の骨や骨補填剤)の補填が終わります。歯槽骨の再生を待ちます。
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インプラントの埋め込みが可能になったか、レントゲンで確認をし、インプラント埋入の治療へと進むことができます。

ソケットリフト

ただし、治療期間が6ヶ月~1年と長めであることが難点です 。

2009年4月 8日

あなたの歯を冷凍保存。歯の銀行『ティースバンク』

ティースバンクA子さん(21)は、歯が生え替わった後も、上あごの右奥歯(臼歯:きゅうし)が生えないなど歯並びが悪く、歯列を直す矯正治療を受けていました。

生えてこない臼歯部分のあごの骨に、自分の親知らずを移植することになりました。親知らずは、矯正治療の一環で8ヶ月前に抜歯し、広島大の「ティースバンク(歯の銀行)」に預けていたものです。数週間後には、移植した歯で硬いものも噛めるようになり、歯並びもキレイになりました。

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歯周病や虫歯で歯を失う人は沢山いらっしゃいます。そんなときに備え、矯正治療で抜いた親知らずなどの歯を冷凍保存しておくことがティースバンクです。

これは、広島大病院矯正歯科教授の丹根一夫先生と講師の河田俊嗣先生らが2004年に設立した「スリーブラケッツ」が運営する、世界初の「歯の銀行」です。

保存する歯は、原則として小臼歯と親知らずで、特に多いのが親知らずです。これは、上下に4本ある親知らずは、生えるのが20歳前後と遅く、生えたときに歯並びが悪くなりますと、虫歯や歯周病の原因にもなるため、抜歯することが多いからです。

抜いた歯を別の歯が抜けた部分に移植する治療は「自家歯牙移植」といい、既に一部が保険で認められています。ただし、移植した歯を定着させるためには、抜歯後1時間以内の移植が必要です。これは歯の根っこの周りにある組織「歯根膜」が乾燥などに弱く、短時間で死ぬためです。

河田さんは、歯根膜が付着した状態で、長期に歯を凍結保存する方法を研究し、試行錯誤を重ね、着目した技術が、磁場をかけながら冷凍する技術でした。これは、食品の鮮度を保つのに使われている方法であり、「歯根膜の細胞は解凍後も、80%以上が生存している。」といわれます。

ティースバンクではこの技術を使い、歯根膜付きの歯を広島大病院の冷凍庫でマイナス150度で保存しています。

最長40年間、移植が可能です。

最長40年間、移植が可能です。移植手術は抜けた歯の歯茎に、解凍した歯を植えます。ナイロンの糸で固定し、移植した歯に衝撃が加わらないようにするため、3週間は極力使いません。

すると、歯の根っこ(歯根)とあごの骨の間にある隙間を埋めるように、あごの骨が伸びていき、1年後には、歯があごに固定され、歯ごたえを感じながら噛むことができるようになります。保存した親知らずは、形を整えて小臼歯や奥歯に代用でき、小臼歯も下の前歯以外の歯に利用できます。だだし、感染防止のため、本人以外への移植はできません。

保存できる歯は一人8本までであり、最長40年間保存でき、既に約600人(約1300本)の歯が保存されています。

事前に血液検査が必要であり、B型、C型肝炎ウィルス、HIV抗体の人は不可となります。また、糖尿病や肝臓病などの持病がありますと、骨の形成などの問題から移植ができない場合もございます。

私たちは、ティースバンクの提携病院です。

私たちは、ティースバンクの提携病院です。ティースバンクでは、過去2年間に約20件の歯の移植を行っております。

移植後10年は経たないと成功とはいえませんが、「歯が抜けるなど不具合は生じていない。」と話し、経過は良好だといえます。広島大学病院の他、スリーブラケッツ社の研修に参加した全国29の協力歯科医院でも受け付けております。

矯正治療で抜歯が必要だった場合など、お子さんの将来、他の歯に何か起こったときのために保存しておくことは大変有意義であるでしょう。ただし、凍結保存の場合は保険が効かず、費用は抜歯、輸送費、保管費のみで、一本当たり(約4万~6万円/40年間)程度かかります。

当院も提携病院の一つであり、ティースバンクの活動に積極的に参加、支援を行っております。

2009年4月 7日

4000人から納得いただいた費用です。

設立24年。来院数、延べ4000人。

一人ひとりの状態にあった治療費用を大切にしております。

※当院の治療費用は、患者さんの状態やご要望内容により、前後いたしますので、あくまで平均的な概算費用を掲載しております。

お支払い方法

当院では【現金で一括支払い】【デンタルローン】でお支払いいただけます。詳細はお問合せください。
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高額自費治療費は医療費控除の対象になる場合があります。
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