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2009年4月18日
独自の歯科ブランド『PRIMEC』の構築
ASAHIデンタルオフィスでは、『PRIMEC』という、独自の歯科ブランドを構築しております。
『PRIMEC』とは、次に掲げた頭文字を一つずつ繋ぎ合わせたサブネームです。
Prime:重要、一流、最上級
Peridontics:歯周治療学
Pedodontics:小児歯科、咬合育成矯正歯科
Prevention:予防
Implant:デンタル・インプラント
Minimal Intervention:最小限の処置
Esthetic:審美
Economy:経済的な・能率的
Ecumenical:普遍的な
Cariology:カリオロジー=齲蝕(うしょく)※学
Comfort:快適な・心地良い
これらのことを考慮に入れ、それぞれの患者さんに適した治療を行っております。
※齲蝕(うしょく)とは、「虫歯」のことを意味します。
矯正のメリットは、見た目がキレイになるだけではありません。
ようやく最近の日本でも歯並びの大切さが、深く認識されるようになってきました。歯並びが悪ければ、虫歯や歯周病などになりやすく、骨格にも関連していますので、全身の健康に大きな影響を与えます。
また、肉体的だけでなく、精神的にも大きな負担がかかります。豊かな顔の表情を大切にする欧米では、健康的で整った美しい歯並びが常識になっています。
一昔前の日本では、八重歯をチャームポイントにする人を多く見かけましたが、最近では、歯並びに対する日本人の考え方が変化し、健康的な美しさを求める方が増えてきました。
歯並びを綺麗に整えることは、口元の形を整え、発音が明瞭になります。また、食べ物をよく噛めるようになり、歯並びが悪いために起きる虫歯や歯周炎等も防いでくれます。さらに、口元が改善され、美しいスマイルを得ることができ、心理的な自信と自然な笑顔で過ごせるといった、プラスの面も見逃せません。
歯並びを治す矯正歯科は、歯の咀嚼機能を改善するだけでなく、健康なからだと心をつくるための治療ともいえます。
悪い歯並びの種類
叢生(そうせい)
あごが小さい、またはあごに対する歯の幅が大きい場合に起こります。
歯の生える場所が足りませんので、凹凸に生えたり、重なり合ったりしています。
空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)
あごが大きい、または歯の幅が小さい場合に起こります。
歯の間が開いているため、歯列に隙間ができ、俗にすきっ歯ともいいます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
噛み合わせが深く、下の歯列が上の歯列に覆われて見えなくなっています。
切端咬合(せったんこうごう)
上下の前歯の先端で噛み合う状態です。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の前歯や歯列全体が前に突き出ている状態を指し、俗に出っ歯ともいいます。
開口(かいこう)
上の前歯や歯列全体が前に突き出ている状態です。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の前歯が上の前歯より前に出ている場合や、あごの骨を移動させる外科矯正手術をする場合があります。
その手術前後の矯正治療を行います。
キレイな歯並びになるまでの矯正治療の流れ
1.診療相談
問診や視診をしながら診察します。矯正治療を始める場合には、精密検査をします。
2.精密検査
・歯の写真、顔の写真
・歯のレントゲン写真
・頭部のレントゲン写真
・歯列の模型
治療計画に必要な資料を撮影します。症状により顎関節のレントゲン写真や顎運動の検査もします。
3.矯正診断
精密検査の結果を基に、不正咬合の診断と治療計画・治療方法並びに治療期間、矯正料金についてのご説明を行います。治療開始矯正治療は、動的治療と静的治療(保定)の二段階にわかれております。
4.歯を動かす動的治療
治療計画に従い、色々な矯正装置を使って歯を動かし、段階的に治療を進めます。
5.正常な噛み合わせ
上下の歯が計画通りに動き、次第に正常な噛み合わせになりますと、最終段階で仕上げの治療をします。
6.歯を固定させる静的治療
歯を移動させる動的治療が完了しますと、矯正装置を外し、歯を固定させる静的治療(保定)に入ります。
7.保定装置
動かした歯を支えて保護するための保定装置を使います。期間は通常2~3年ですが、場合によっては成長が終了するまで必要になることもございます。
8.治療完了
動かされた歯が完全に保定されると、静的治療も終わります。その後は定期検診として、年に1、2回通院します。
歯の状態によって使うものが異なる矯正装置
装置が目立たないような透明なものや、歯の裏側にセットする審美性を考えたブラケットなど色々ありますが、矯正する内容によっては使用できる矯正装置が異なります。
舌側矯正ブラケット
歯の裏側に矯正ブラケットを装着し、外側から見えにくくした方法です。
この方法は、歯の移動メカニズムが通常のものと異なりますので、症例によって治療期間が長くなる場合があります。
メタル製ブラケット
一般的な矯正ブラケットですが、やや目立ちにくくなっております。
セラミック製ブラケット
歯と同じ色をしているため、金属製に比べ目立たないことが特徴です。
症例によって使用が制限されることもありますが、通常金属性と同じように使われます。
FLB(フカザワ・リンガル・ブラケット)
当院では、世界に先駆け、FLBという新しい矯正装置の実用を始めました。
2009年4月17日
審美治療の流れ
1.検診と診断 40,000円
写真撮影、レントゲン撮影等を行い、現状の分析を行います。個々人の状況により最適な手法をご紹介し、最大の効果が得られるようにいたします。特に、特別なシュミレーションや調査分析などがない場合です。
2.虫歯、歯周病などあれば先に治療します
状態により個人差が出てきますが、30,000円~150,000円程度の治療費が一番多いようです。
3.歯の型どり、歯冠形成料または印象採得料 11,000円~16,000円/本
4.審美手法の選択
審美の手法についてベストな方法を選択いたします。
(1)セラミッククラウン・ジルコニアクラウン 89,000円/本
(2)セラミックインレー 36,000円/本
(3)ラミネートベニア 70,000円/本
5.咬み合わせ等の調整
※一律の値段ではなく、個々人の状態により料金の上下がございます。あくまでも参考値としてお考え下さい。
6.装着(接着)
審美素材の装着します。特に入院など必要なく、その日の内に帰宅できます。
また、ある程度時間をおけば、お食事も可能です。
7.処置完了
定期的に検診を行います。
処置後の調整(咬み合わせ等)
2009年4月16日
歯の白さを取り戻す。
顔の中で視線を真っ先に集める部分は目と口です。さらに、会話のときの焦点が相手の目元と口元に多いという統計があることは意外と知られていません。 したがって口元はあなたの第一印象を決める重要なファクターといっても過言ではありません。
そんな大切なお口元、歯が黄ばんでいたり黒ずんでいませんか?
私たちの歯は、加齢、遺伝、生活習慣などが原因で徐々に黄ばんでいきます。
このような歯を薬の力で白く漂白する方法が「ホワイトニング」です。海外ではブリーチングとも呼ばれ、歯の表面に薬剤を塗って漂白します。
当院では豊富な経験のもと、患者さんの歯の白さを確実に取り戻すために、3つのホワイトニングを行っております。また、日本では数少ないホワイトニング用のライト「ルマクールライト」を使用しております。これまでより、熱くなく、早く白くなることが可能になりました。
1.短期間・短時間で行える「オフィスホワイトニング 」
2.ご自宅でゆっくり時間をかけて行う「ホームホワイトニング 」
3.「オフィス」と「ホーム」併用で行う「デュアルホワイトニング 」
カウンセリングで、もっとあなたらしい白さに。
ホワイトニングを行う上で最も重要なことは、充分なカウンセリングを行い、ホワイトニングについてよく知っていただくことです。
ポイントとして上げられるのは、現在の口腔内の状態、患者さんが希望する"歯の白さ"、白くできない可能性のある歯、来院回数、薬・器具の扱い方、料金などです。カウセリングが十分でないと後にトラブルの原因になります。
特に歯の白さについては歯の質により個人差もありますので、歯科医師とよく話し合い、どの程度の仕上がりになるかしっかりと確認した上で治療に入ることをお勧めします。
約1時間で、白い歯に。「オフィスホワイトニング」
オフィスホワイトニングでは、歯科医師の管理の下、即効性の高い薬剤と専用のマウスピースを使用して非常に短時間(約1時間強)で歯を白くする方法です。
歯の質によって個人差はありますが、一般に一度の通院で歯に薬を塗っていき(約15分)、30分から1時間程度で歯の色調が変わっていきます。
長所は非常に短時間でホワイトニングが完了することです。しかし、後戻りがありますので、3~6ヶ月に一度、定期的にタッチアップと呼ばれるメインテナンスを受ける必要があります。また、効果の持続時間もホームホワイトニングに比べ、短いといった欠点があります。
------オフィスホワイトニングの注意点------
処置後48時間はエナメル質の性状がまだ安定していなく、歯の表面が再着色しやすい状態になっていますので、再着色の原因となるタバコ、コーヒー、ウーロン茶、紅茶、緑茶、赤ワイン等の飲み物、チョコレート、カレー、イカスミのスパゲッティ、ケチャップ料理など、色の濃い飲食物は控えましょう。
また、薬剤の濃度が高いため、以前からの歯の状態より、まだらに白くなるようなことがあります。
数週聞から数ヶ月で周りになじんではきますが、それでも気になる場合は、歯を削って白い詰め物をするなどの処置(審美歯科)が必要となります。
テレビを見ながら、白い歯に。「ホームホワイトニング」
ホームホワイトニングは、ホワイトニング用の薬剤とマウスピースを持ち帰り、指示に従った上でマウスピースに薬剤を入れて数週間毎晩付けて少しずつ白くする方法です。
1週間から2週間程で歯の色調が変わり、約1~2ヶ月でじわじわと白くなっていきます。なお、マウスピースは透明ですので、通勤・通学のときに装着しても会話をできますし、よく見ないと装着していることにも気付きません。
短所は、白くなるまでに時間がかかることがあります。一方で、自分のペースでホワイトニングができるのは長所といえます。また、効果の持続時間も、オフィスホワイトニングに比べ長く持続することも長所といえます。
-----ホームホワイトニングの注意点-----
マウスピースを装着したまま、飲食、喫煙は禁止です。ホームホワイトニング後の30分も飲食、喫煙は禁止です。さらに、ホワイトニング後48時間は、色の濃い飲食物は控えることをおすすめいたします。
ホワイトニング剤が添付されたマウスピースの装着時間は、個人の使用するホワイトニング剤の濃度によって異なりますので、必ず医師の指示を受けます。
なお、ホームホワイトニング期間中に、歯がしみる(知覚過敏)、のどが痛いなどの症状が稀に出る場合があります。その場合は、直ちに使用を中止してください。ホームホワイトニングは自宅で行うとはいえ、必ず歯科医師と相談しながら行ったほうが良いでしょう。
イベント前には「デュアルホワイトニング」
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行います。
歯科医師の管理の下、定期的にご来院いただき、オフィスホワイトニングを行います。さらに、ご来院時にホームホワイトニングの経過観察・指導もできますので、大変効率的に処置することができます。
完璧を目指す患者さんや直近で結婚式やパーティー、大切な商談など大切なイベントを控えている方に適しているといえます。
ルマクールライト
ルマクールライトは、LEDの光とホワイトニングジェルを用いて、高い安全性と効率でホワイトニングを実現する、洗練されたホワイトニングレーザーシステムです。
ルマクールライト ビデオ ルマクールライトで歯が白くなる仕組みは、歯の表面に塗ったホワイトニングジェルとルマクールライトのレーザー光で、ジェルに含まれる過酸化水素がエナメル質に浸透して、シミや着色の原因となっている分子を分解する活性化酸素を素早く生成します。
その結果、自然な白い歯をたった30分で手に入れることができます。ルマクールライトのLED光は、1度に12本の歯に照射することができますので、漂白を効率的に行えます。
ホワイトニングの手順
お口の中の診査
ホワイトニング前の診査では、口腔内がホワイトニングに適した状態であるかどうか、検査を行います。この検査は、虫歯、歯周病、無カタラーゼ症、エナメル質形成不全・象牙質形成不全、多量の歯石が付いているかどうか、または妊娠しているか等をチェックします。
さらに詳しい診断が必要な場合は、患者さんの同意をいただいた上で歯科検査やレントゲンを撮ります。この場合、ホワイトニング費用の他に、初診料及び諸費用が加算されますので、念のため、保険証を持参することをおすすめいたします。
虫歯の治療
虫歯の治療等の必要があれば、まず最初に治療を行います。(もちろん、治療の必要がなければ行いません。)
PMTC(プロフェッショナルティースクリーニング)
ご自分では取れないような歯の汚れや歯石を除去します。
■「ホームホワイトニング」の場合
患者さん専用マウスピースを作成いたします。完成したマウスピースで薬剤の使用方法、マウスピースの装着方法等、詳しくご説明いたします。
■「オフィスホワイトニング」の場合
当院内で行います。(約1~2時間)
オフィス、ホームホワイトニングともに後日経過観察のためにご来院いただき、状態をご確認いたします。
オフィスホワイトニングについて、ブリーチング(漂白)の回数には個人差がございます。1回の処置で希望する白さになる方もいらっしゃれば、数回の処置が必要な方もいらっしゃいます。
ホームホワイトニングは、毎日2時間程を要してホワイトニングを行い、約1週間から2週間で歯の色調が変わっていきます。また、溶液だけの再販も行っていますので、お気軽にお問い合せください。
※オフィス、ホームホワイトニングともに人工の歯、被せた歯を白くすることはできません。
2009年4月15日
インプラントは第二の永久歯。
インプラントとは、失われた歯の根っこの代わりをする人工歯根のことを指し、純チタンでできています。
この人工歯根をあごの骨に埋込み、その上に人工の歯(上部構造物・クラウン)をシッカリと固定します。埋め込まれたインプラントは、骨としっかり結合して固定されますので、噛み心地も見た目も天然の歯とほとんど変わりません。
インプラントは純チタンで作成されており、あごの骨に埋入されます。チタンは既に何十年も医学の分野で人体に使用されており、健全な周囲の骨と生体結合を起こすことが知られておりますので、ご安心ください。
今や、インプラントは第二の永久歯と呼ばれております。
インプラント治療の流れ
1.抜歯
インプラント治療を行う歯を抜歯します。
・抜歯処置、その他
2.仮歯の装着
仮歯を装着して抜歯した後が治るのを待ちます。
その間、口腔内検査等を行います。
・仮歯調整・装着
3.口腔内診査
失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め、総合的に検討した上で、治療計画を立てます。
また、噛み合わせチェックを行い、インプラント及び上部構造等、大まかな計画を立案いたします。
・レントゲン撮影
・口腔内の歯型採取
・写真撮影
4.精密検査(必要なケースのみ)
インプラントの手術をする際、勘に頼らず、適切な位置にインプラントを埋入できるように(CT)撮影の導入や、3次元解析ソフト(当院では「SIM/Plant」)によるシミュレーションを行います。これによって、従来より適切な位置にインプラントが埋込できるようになりました。
・(CT)撮影
・3次元解析ソフト「SIM/Plant」
5.インプラント手術
ドリルなどの専門の器具を使い、インプラントを埋め込みます。
・インプラント体の埋入
6.治癒期間
一次手術後、2~5ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します。この期間、仮の歯を使用できる場合もございます。
・ 骨とインプラント体が結合するのを待ちます。
7.アバットメント装着
治癒した歯茎を開き、アバットメントを装着し、人工の歯を取り付ける準備をします。この状態で、歯茎が治るまで2~4週間おきます。仮歯が入ります。
・ アバットメント(土台)取付け
8.人工の歯(上部構造)を装着
歯茎が治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、取り付けます。
・ 上部構造の材質はご選択いただけます。
ジルコニアクラウン
プロセラクラウン
9.インプラント治療完了とお手入れ
インプラント装着後のお手入れと定期的なメンテナンスを実施いたします。
・ 年に1~2回程度ご来院いただき、メンテナンスを行います。
インプラント治療のメリットとデメリット
失った歯の機能を補うには、「入れ歯」、「ブリッジ」などの治療方法があります。しかし、これらには他の歯を傷める、安定性に欠ける、などの幾つかの欠点があります。
インプラントのメリットは、入れ歯のような装着時の違和感等がなく、見た目も天然歯と見分けがつかないことです。
その一方で、幾つかのデメリットもあります。
1.外科手術を伴うので、重度の内科疾患や糖尿病、高血圧などを抱えている方には処置できない場合がある。
2.インプラント治療が行えるのは一部の医師に限られ、医師により技術的な差が大きい。
上記の二点が挙げられます。
インプラント治療に特化した国際規格ISO9001取得を目指しています。
当院では、むやみにインプラント治療をおすすめすることはせず、今ある歯をできるだけ残すことを基本姿勢にしております。
しかし、回復が困難な虫歯や重症の歯周病の場合、抜歯の時期を引き延ばしますと、後で取り返しのつかない状態になることもあります。
【インプラントをおすすめするケース】
1. 虫歯や歯周病でほとんど歯が残っていない場合。
2. 歯根のダメージが大きく、ブリッジやさし歯ができない。仮に処置しても直ぐに駄目になることが予想される場合。
3. 取り外しの入れ歯はどうしても避けたい。
「歯を抜かない歯医者は名医」とは決して言い切れません。
大切なことは、何がベストであるかを的確に判断し、患者さんにお伝えすることだと考えております。
当院では、安心、確実なインプラント手術を行うために、CT撮影や、3次元解析ソフト(当院では「SIM/Plant」)によるシミュレーションを行い、あごの骨の状態を把握いたします。
また、インプラント治療に特化した国際規格 ISO9001 の認証取得を目指し、現在活動中です。
年に1~2回でOK。メンテナンスで、安定した歯へ。
個人差はありますが、ブリッジや差し歯に比べ、インプラントの方が長期に渡り、問題が起きにくいように思われます。
インプラントの寿命を考える上で重要なことは、人間のからだ(生体)とインプラントとの調和です。そのためには、歯科医、歯科衛生士による定期検診と専門的なケアが重要になってきます。
特に、インプラント装着後のお手入れと定期的なメンテナンスは不可欠です。年に1~2回来院していただき、メンテナンスを受けてください。
2009年4月14日
抜歯即時インプラントについて
『抜歯即時インプラント』は、インプラントの定着を早める骨補填材を使用することにより、抜歯後即時にインプラントの埋込を可能としました。
通常のインプラント治療は、抜歯後、穴がふさがるのを待ってから治療を行うため、完治するまでには時間がかかってしまいます。
「差し歯を使っていたが歯根が折れてしまった」
「ぶつけて歯がグラグラしてきた」
など、これから抜歯を控えている方にとって「抜歯即時インプラント」は、選択肢の一つになっていくでしょう。
抜歯即時インプラントの仕組み
インプラント治療は、抜歯した傷口が治るまで2~6ヶ月程待ち、その後インプラントを埋入します。そのため、治療が終了するまでには、下あごで3~9ヶ月、上あごで7~11ヶ月程かかりました。
そうした時間的な制約を打開するために、2001年、Straumann社はTE(Taperd Effect テーパード・エフェクト)という新しいインプラントをリリースしています。
新しいタイプの『Straumann TE(Taperd Effect)インプラント』は抜歯した部分に使用するために開発されました。抜歯部との適合を加味し、先端が次第に細く(テーパー状)なっており、骨との安定を良くするために、ねじ山の間隔(ピッチ)が狭められています。
また、骨の欠損が大きいときはGBR法という特殊な施術が用いられます。TEインプラント+GBR法により、インプラントと骨との隙間の骨を確実に再生させることが可能となりました。
抜歯後、すぐにインプラントを埋め込むから治療期間が大幅に短縮。
治療の流れは、抜歯を行った直後にインプラント体を置きます。
次に、インプラント体を骨補填剤で埋め、骨と結合するまで待ちます。3~4ヶ月後に上部構造を載せて完成します。抜歯の治療を待ってからインプラントを埋め込む場合に比べ、4~6ヶ月程治療時間を短縮することができます。