四谷三丁目の歯医者 ASAHIデンタル・オフィスPRIMEC

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COLUMN

ASAHIデンタル・オフィス 歯科コラム

2025.10.08 インプラント

インプラント治療は怖い?それでも選ばれる理由があります

「インプラント治療は怖そう…」 「手術と聞くだけで不安になる」
そう感じている方は少なくありません。
実際、インプラント治療は外科的な処置が必要なため、ハードルが高く感じられるのも当然です。それでも、入れ歯やブリッジと比べて「快適さ」や「見た目の自然さ」において高く評価されており、多くの方に選ばれています。
本コラムではインプラントが怖いと感じる理由や、怖さを和らげるコツについて解説します。安心して治療に臨むためにも、ぜひ最後までご覧ください。

「怖い」と感じることは悪いことではない

「インプラント治療が怖い」 と感じることは悪いことではありません。治療に対して不安を抱くのは自然なことであり、その気持ちをきっかけに治療について調べたり、医師に相談したりすることでより納得できる選択につながります。
大切なのは不安を放置するのではなく、正しい情報を得ることです。インターネットの断片的な情報に惑わされず、信頼できる歯科医院で直接話を聞くことが、安心して治療に臨むための第一歩となります。

インプラントが怖いと感じる理由と実際のリスク

インプラントが怖いと感じるのには複数の理由があります。実際のリスクとともに確認していきましょう。

外科手術に対する恐怖

インプラント治療では、歯ぐきを切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋め込む外科処置を行います。メスや麻酔への抵抗感、手術の失敗、痛みや腫れなど体の負担を心配する方も多いでしょう。
実際にインプラントが固定できなかったり、手術によって細菌に感染したりする場合もあるため、リスクは事前に把握しておくことが大切です。

痛みや腫れへの不安

インプラント手術で多くの方が気になるのが、「痛みや腫れはどのくらいあるのか」 という点です。
手術中は麻酔によって痛みを感じにくく、術後も痛み止めを適切に使うことでコントロールが可能です。
手術後は治癒の過程で痛みや腫れが出ることがありますが、これは通常の反応であり心配はいりません。
ただし、痛みや腫れの程度には個人差があります。
具体的な対処法や薬の使い方については、後述の「麻酔と痛み止めのコントロール」 で詳しく解説します。

インプラントの失敗が怖い

インプラント治療に対する信頼感が十分でない場合、失敗しないかと不安になるでしょう。治療に失敗すると、インプラントがうまく定着しないリスクがあります。
しかし、近年の研究では、部分および全部欠損症例の場合、10~15年後にインプラントが残っている割合は、上顎で約90%、下顎で約94%と報告されており(出典:厚生労働省)、適切な手順を踏めば非常に成功率の高い治療法です。

金額が高く、失敗したら取り返しがつかない気がする

インプラント治療にかかる費用は、一本あたり30〜40万円程度と高額なため、失敗したくないという心理的な負担が不安につながります。ただし、歯科医院によってはデンタルローンの分割払いに対応しているところもあり、経済的な面での不安を軽減できる選択肢も存在します。

怖さを和らげるための5つの対策

インプラント治療の怖さを和らげるために、どのような対策があるでしょうか。
詳しく5つにわけて解説します。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラントは高度な技術を必要とする治療です。そのため、症例数が多く実績のある歯科医院を選ぶことが大切です。
また、コミュニケーションをとるうえで、信頼できる対応をしてくれる医師やスタッフがいることも安心感につながります。

事前にしっかり説明を受ける

不安の多くは、「知らないこと」から生まれます。手術の流れや費用、術後の生活で注意すべき点などを理解していれば、不安が軽くなるケースが多いです。
気になる点は必ず確認し、納得できるまで説明を受けることが大切だといえます。
あなたの不安や疑問に丁寧に寄り添い、説明を怠らない歯科医院を選んでみましょう。

麻酔と痛み止めのコントロール

手術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはほとんどありません。一般的には術後3日ほどが痛みのピークで、1〜2週間程度の経過で回復します。
また、歯科医院から処方される痛み止めを服用することで、術後の痛みは軽減できます。それでも恐怖心が強い方は、静脈内鎮静法(セデーション)を検討してください。
静脈内鎮静法は点滴で静脈内に鎮静剤を投与する麻酔法です。中枢神経の働きを一時的に鈍らせることで、うたた寝をしているような感覚になります。
リラックスして手術を終えられるため、どうしても痛みに対する恐怖心がある方は、静脈内鎮静法が利用できるか事前に歯科医師に相談しましょう。

シミュレーションや3D画像で「見える化」する

CT撮影したデータを使えば、口の中を3D画像化できます。口の状態を可視化することで、治療計画を立てやすくなります。
具体的な計画を立てられることで事故を防止しやすくなるため、結果的に安心につながるでしょう。

自分のペースで決める

インプラントは高額な治療であるため、焦って決める必要はありません。カウンセリングを複数回受けたり、ほかの歯科医院でセカンドオピニオンを受けたりするのもよいでしょう。
自分が納得できるタイミングで治療を決めることが、安心して治療を受けるためのポイントです。

それでも怖いと感じる場合

不安な気持ちを抱えているのなら、無理にインプラント治療を受ける必要はありません。まずはカウンセリングで歯科医師と相談することが大切です。
治療の流れや痛みの有無、費用など、わからないことを一つずつクリアにするだけでも、気持ちは楽になります。それでも怖さが残る場合は、ブリッジや入れ歯など、ほかの治療法を選ぶのも一つの方法です。

無理にインプラントを選ばなくてもいい

インプラント治療への怖さがあるからこそ、治療方法を慎重に選択できます。大切なのは、不安を無理に消そうとするのではなく、問題に丁寧に向き合うことです。
疑問点を解消し、自分に合った選択肢を見つけることで後悔のない治療につながります。

まとめ:不安は正しい情報と相談で軽くなる

インプラント治療に対する恐怖心は自然な感情です。しかし、その多くは知らないことからくる思い込みが原因であることも少なくありません。
治療の内容やリスクなど、正しい情報を知ることで、不安は和らぐでしょう。納得したうえで治療に臨むためにも、ぜひ信頼できる歯科医院を選ぶところから始めてください。

ASAHIデンタル・オフィスでは、丁寧なカウンセリングで患者さんに寄り添った治療計画を提案いたします。インプラント治療の勇気が出ない方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

記事監修|ASAHIデンタル・オフィス PRIMEC 院⻑・⻭科医師 朝日 啓司

記事監修|ASAHIデンタル・オフィス PRIMEC 院⻑・⻭科医師 朝日 啓司

略歴

  • 1983年
    日本大学歯学部卒業
    東京都渋谷区「山田歯科センタークリニック」勤務
  • 1987年
    朝日歯科クリニック開設
  • 2004年
    ASAHI Dental Office PRIMECを開設

所属学会・研究会

  • 日本歯科審美学会
  • 日本接着歯学会
  • 顎咬合学会認定医
  • 日本口腔インプラント学会認定医
  • 日本成人矯正歯科学会
  • Straumann Implant University of Berne
    (Switzerland)
    (指定インプラント認定医)
  • International Congress of Oral Implantologist Dipromate
  • (インプラント専門医国際会議認定指導医)
  • デンタルコンセプト21会員
  • Speed矯正研究会
  • 日本顕微鏡歯科学会
  • 日本歯科医療開発研究会(N.D.D.S)会長
  • 日本口腔インプラント学会認定専門医(2006年取得)